愛犬がご飯を食べなくなってしまった……。
このような悩みを抱えた飼い主の方も多いでしょう。
そこで、主に原因として考えられる3つの原因や、それらを知るためのサインを調べてみました。
犬がご飯を食べないサイン
今までご飯を食べていた愛犬がご飯を食べなくなってしまった……。
犬を飼っている方なら誰しもが通るであろうこの道。
元気にご飯を食べていた愛犬が食べなくなったら心配ですよね。
そこで、主に挙げられる原因のサインをご紹介します。
体調不良
体調不良で犬がご飯を食べない場合、水を飲まなかったり、嘔吐していることが多い傾向にあります。
老犬や子犬は免疫力が弱いため、鼻水や咳といった感染症の症状がみられる時も存在します。
他にも下痢をする、いつもは元気な犬が呼んでも来なかったり、元気がなくボーッっとしていたりする場合なども要注意のサインです。
ストレス
犬がストレスを感じてご飯を食べない場合は手足を仕切りになめたり、ご飯に興味を示さなかったりすることが主なサインです。
他にも、噛む、吠えるなど攻撃的になる、ほかの犬や飼い主を避ける、体を掻くなどの行動もストレスのサインとして考えられます。
老化
老化でご飯が食べられない場合、歯の衰えやご飯を食べる量が減ります。
また、筋力の衰えにより食べる姿勢を維持することが難しくなっているため、ご飯を今まで通りに食べなくなっていきます。
嚥下力の低下や消化器官全般の低下による食欲低下もご飯が食べられない原因です。
犬がご飯を食べない原因3選
病気
病気で犬がご飯を食べられなくなった主な原因として、病気になったことがまず挙げられます。
食欲不振がサインとして見られる主な病気に、胃腸炎や急性膵炎、腸閉塞などの幅広い病気を挙げることが可能です。
特に腸閉塞の場合、何度も頻繁に嘔吐したり、ぐったりしたりするのが症状として現れるため、わかりやすいでしょう。
また、椎間板ヘルニアの場合、腰を丸めたり頭を下げたりすると背中や首に強い痛みが出るため、食べたくても食べられない状況になっています。
ストレス
ストレスが原因の場合は、環境の変化や飼い主とのコミュニケーション不足などが原因でストレスを感じ、ご飯に興味を示さなくなっていることが多いです。
環境の変化として、引っ越しや留守番の多さ、ペットホテルへの宿泊などが挙げられます。
老化
老化が原因でご飯を食べなくなっている場合、以下の3点が原因として挙げられます。
①年齢とともに体が変化して食の好みも変わること
②歯が弱り、飲み込む力も低下していること
③必要な運動カロリーや食事量が変化していること
また、感覚の鈍化や運動量の低下なども原因として考えられます。
犬にご飯を食べてもらうためには
それでは犬にご飯を食べてもらうためにはどうすればいいでしょうか。
病気の場合
元気があって、おしっこやうんちも変わりなくしていて、いつもと変わらないが食べ方にむらがある。もしくは少し残して全部食べない。そんな場合は2~3日様子を見てみましょう。
しかし、まったくご飯を食べなかったり、元気がなかったりなど病気が疑われる場合は、できるだけ早く病院に相談しましょう。
ストレスの場合
ストレスで犬がご飯を食べない場合は、まず原因を見つけて、ストレスを解消させてあげるのが得策です。
散歩の時間を短くしたり、一緒に遊ぶ時間を増やしてあげるとよりいいでしょう。
一方で犬がご飯を食べないからと言って、無理に食べさせようとしたり叱ったりするのは、犬にさらにストレスを与えるためやめましょう。
老化の場合
老化でご飯が食べられない場合は、犬の食が細くなってきたら香りが立つようにいつものドッグフードを温めたり、柔らかい食事にするなどといった工夫をするといいでしょう。
たくさん食べられない場合は、食事の量を減らして質を高めるのも効果があります。
また、犬は甘みを感じやすいとされており、味覚の刺激剤として香りがよくて甘いバナナやサツマイモは喜んで食べてくれる場合があります。
好きなおやつがあればそれをあげても構いません。
ただし、人間用の食物は危険なので犬用の食事を与えるのが必須です。
まとめ
今回は、犬がご飯を食べなくなるサインや原因についてご紹介しました。
犬がご飯を食べなくなる原因は幅広く、今回は主によくある原因として「病気」「ストレス」「老化」の3点を挙げました。
しかし中には単純に嗜好性が高くなって、ご飯よりおやつを好むケースも存在します。
愛犬がご飯を食べなくなったらまずは観察して原因を考え、それから行動するといいでしょう。
飼い主の行動の1つ1つが愛犬の健康や命を左右します。
日々愛犬の行動を観察し、健康的な生活を送れるようにしてあげてくださいね。