お家にいる、家族同然のわんちゃん。
可愛がっていると美味しいものを食べさせたくなったり、ついドックフードの量を増やしてしまったり、おやつをあげすぎてしまったりする方も多いのではないでしょうか。
私もつい愛犬に大好きなおやつを頻繁にあげてしまうことがあり、獣医師さんに「通常よりも体重が重いですね」と言われてしまったことがあります…!
肥満になると、糖尿病や免疫力の低下、循環器・呼吸器の問題など健康問題に発展する可能性があり、ダイエットが必要になってきてしまうことも…。
愛犬の健康を維持するためにドックフードのカロリーコントロールはとても大切です。
今回はドッグフードのカロリーについてまとめていきます。是非参考にしてみてくださいね!
ドッグフードのカロリーはどれくらい?
ドッグフードのカロリーは幅広く、100gあたり低カロリーなものは200㎉から高カロリーなものは400㎉まであります。
犬種やライフステージ、体調、運動量によって摂取カロリーをコントロールできるようになっているのですね。
低カロリーのドッグフードはダイエットが必要だったり、体重管理ができるよう作られており脂肪オフのものもあります。
一方、高カロリーのものは栄養不足や小食で悩んでいる犬、子犬向けに作られており、栄養価が高く成長をサポートしてくれます。
愛犬の体重や健康状態に合わせて種類豊富なドッグフードから選べるのは嬉しいですね!
1日に必要なカロリー
お散歩をしたり、おもちゃで遊んだりとアグレッシブに活動するわんちゃん達。
彼らの1日の必要カロリーはどれくらいなのでしょうか?
必要カロリー
犬が健康的に生きていくために必要なカロリーを必要カロリーと呼びます。
犬種や年齢、活動状態によっても変わってきますが、大体の目あすとなる計算式を紹介します。
70×(体重kg)^0.75×係数=必要カロリー
※0.75乗の計算は、電卓やインターネットを使って行って下さい。
係数はこちらです。
子犬(4ヶ月~1歳):2
授乳中:4
妊娠中(~6週目):1.8
妊娠中(6週目~):3
成犬(去勢・避妊手術なし):1.8
成犬(去勢・避妊手術あり):1.6
成犬(肥満の予防)1.2~1.4
これらの必要カロリーに対して、おやつやご飯で摂取する摂取カロリーが足りなかったり、また多すぎたりしてしまうと病気や肥満の恐れが出てきます。
飼い主のみなさんがこれらの数値を把握してあげることで、わんちゃん達が健やかな毎日を送れます。
ぜひ、計算して今後のご飯の時間に活かして見て下さいね。
犬の肥満はどのくらい多い?
わんちゃんが肥満になる確率はどのくらい高いのでしょうか?あるメーカーの調べによると、先進国では少なくとも20%の犬が肥満といわれているそうです!(参考:ロイヤルカナン犬が肥満になると発症が高まる病気とは | ロイヤルカナン (royalcanin.com))
この20%という数字は、5頭に1頭という計算になるんです。かなり多くのわんちゃんが肥満に分類されていることに驚きました!
肥満になり、脂肪が臓器にたまり始めると、臓器の機能を低下させてしまいます。
体重を増やしていくと、動くことがだんだん困難になっていき、犬の関節は余分な体重を支えるようにできていないため、関節を患い始めてしまうんです。そうなると、だんだんと運動をしたがらなくなってしまうんです!悪循環ですよね。
なるべく肥満にならないように食事の調整をしてあげないといけないと改めて思わさせられます。
おやつのカロリーはどのくらいまでいいの?
ご飯とは別で、ご褒美にあげるおやつのカロリーはどのくらいなのでしょうか?
おやつもドッグフードと同様で種類が非常に多いです。100gあたり300㎉を超えるものも。
おやつの量の目安は1日に与えるべきご飯の10%程度が良いと言われています!おやつを与える場合はその分、メインのご飯となるドッグフードの量を減らさなければカロリーの過剰摂取となってしまいます。肥満の原因になる可能性があるので注意が必要なのです。
トレーニングなどで小さなおやつを与える場合も、カロリーが高い可能性は十分にあります!小さいからといって与えすぎることのないよう注意すると良さそうですね!
まとめ
今回はドッグフードのカロリーについてまとめてみました。
「今までカロリーをあまり考えずに与えてた!」という方もいらっしゃるかもしれません。特におやつはつい、与えすぎてしまいやすいので是非今日からカロリーを意識してみてください。
わんちゃんの健康を維持できるように行動できるのは飼い主さんだけです!
大切な愛犬を肥満に導かないよう、カロリーコントロールをしてあげて健康をサポートしていきましょう!