家族の一員であるわんちゃん。勿論、健康で長生きしてもらいたいですよね!
そのためには理想的な体格を目指して、健康を維持していくことはとても大切です。
うちの子は食べすぎかな…いや、逆にもう少し食べさせてあげた方がいいのかな…と悩んでしまうことはありませんか?
今回はドックフードの適量はどのくらいなのかをご紹介します!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
パッケージに記載のある量はあくまでも目安!
ドックフードは、ドライ・セミモイスト・ウエットといった種類によって栄養素やカロリーが異なりますので、商品ごとに定められている目安量を参考にすることは正しいことです。
多くの方がドッグフードのパッケージに記載されている「体重別の給餌目安量」を参考にしていると思いますが…愛犬の現在の体重と照らし合わせている場合は少し注意が必要になります!
「給餌目安量」は、その体重の犬が健康を維持するために適切な量になっています。
そのため、痩せすぎや太りすぎの場合は、その体重に合わせて与えてしまうとますます痩せてしまったり太ってしまったり…!
愛犬の犬種や体格から見た「理想的な体重」に合わせた量を与えることが大切なんですね!
ドックフードの適量はカロリーに合わせる!
さて、パッケージに記載されている量はあくまでも目安ということがわかりましたね。
結局のところ何を、どれくらい食べればよいのかは、犬種や成長段階によって異なる理想体重にあうカロリーを合わせてあげる必要があるんです!
適量を考える時に重要なのはカロリー調整なんですね。
愛犬の1日に必要な摂取カロリーの計算には体重がわかっていることが重要。
計算式はこちらです↓
(わんちゃんの体重×30+70)× 係数 = 1日に必要な食事量(カロリー)
※係数:健康な成犬は1.2、シニア犬は1.4、肥満ぎみの子は1.4、減量中の子は1.0を代入してください。
詳しいカロリー計算は、ドックフード会社のHPなどに載っていますので是非見てみて下さいね!
避妊・去勢手術後は注意!
避妊・去勢手術後は、それまで生殖活動に費やしてきたエネルギーが不要になり食欲へと転化されるので、肥満になりやすい傾向にあるそう!
また、特にオスの場合は男性ホルモンの分泌量が減少するため、本来筋肉となるはずだった栄養分が脂肪へと行きやすくなり、メス犬以上に肥満になる可能性が高いと言われています。
避妊・去勢後はドッグフードの量を減らすなど工夫が必要そうです。
獣医師さんに相談するといいかもしれませんね!
ドッグフードのあげすぎに注意!
「うちの子はホントに可愛くて、ついついたくさんご飯をあげてしまう」
そんな風に、ドッグフードを必要以上にあげすぎていませんか?
成犬に必要な食事量は決まっていて、ご飯のあげすぎは肥満につながります。
多くの犬は、1歳を超えるとほとんど体格が成長しないので、成犬になってから大きく体重の変化があった際は要注意です。
上記の計算式や、パッケージの目安を参考にして、愛犬が健康的な食事ができるように気遣って上げましょう。
犬が食べ過ぎる病気
お家のわんちゃんが最近食べ過ぎていると感じている方、もしかしたら病気を患っているのかも。
食欲が増してしまう代表的な病気を2つ紹介します。
糖尿病
犬の糖尿病で多く見られるのは、ホルモンの一種であるインスリンが不足してしまうことによって起きる1型糖尿病です。
血液の糖分が多くなりすぎることによって、尿に流れ出てしまう病気です。
症状としては、以下のようなものが見られます。
・大量に水を飲む
・食欲が増す
・体重の減少
・おっしこの回数が増える
・おなかが膨らむ
これらの症状が多く見られる場合は、動物病院で検査してもらってください。
クッシング症候群
ホルモンのコルチゾールが過剰分泌されることにより引き起こされる症状のことを言います。
症状としては以下のものが挙げられます。
・大量に水を飲む
・食欲が増す
・おっしこの回数が増える
・毛艶が悪くなる
・脱毛する
・皮膚が薄くなる
・おなかが膨れる
・糖尿病の併発
糖尿病との併発もよく見られるそうなので、愛犬の様子で気になることがある方は病院で検査してもらいましょう。
【参考】8㎏の成犬に必要なドックフードの量は?
では、実際に計算してみましょう!
体重8kgの避妊・去勢済の成犬の場合
一日に必要な摂取カロリー533kcal。
ドッグフードが100gあたり300kcalだとすると
533÷300×100=177.66… となります。
この結果から、1日に必要なドッグフードの量は約178gになりますね。
あくまでも目安ですので、わんちゃんの体調や運動頻度によっても変えてあげましょう!
まとめ
今回はドックフードの適量についてまとめていきましたが、いかがでしたか?
犬の体格には、食餌管理が大きく影響します。
健康に育ってほしいからこそ、体重や年齢に合わせたカロリー計算がポイントになってくるんですね!
是非、愛犬の理想体重に合わせてどのくらいのドックフードが適量なのか計算してみましょう。