マダニの対処法

犬を飼っていると、季節問わず年中気をつける必要があるマダニ。

「マダニ」と聞くだけでぞっとしてしまいますよね。

マダニは小さな吸血鬼であり犬にとって敵です。

「うちはお散歩せず室内で飼ってるから大丈夫!」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実は室内飼いだとしてもマダニに感染する可能性はあるんです!

今回はマダニの対処法についてご紹介します。万が一、愛犬にマダニがついていた時の行動も載せていますので、是非参考になると嬉しいです!

マダニは犬の敵!

ダニは世界中に多くの種類が存在し、現在日本で確認されている種類だけでも2000種類以上といわれています。2000種類…ぞっとする数ですね…!

その中でも犬に感染するダニとして比較的多いのがマダニなんです。マダニは吸血することで成長するダニ。

ダニは小さいかと思いきや…吸血前の体長でも3~8㎜と肉眼で見える大きさだそうです!吸血後はさらに体が大きくなるため1~2㎝台の黒い血豆のような形状になるので…見える大きさであることに驚きました。

マダニに感染することで、皮膚にかゆみや痛みを引き起こすだけでなく、貧血や感染症を引き起こす可能性があり、最悪の場合深刻な病気に繋がることもあります。

主に森や山などの自然豊かな場所に生息しますが、市街地でも公園や河川敷など草木が覆い茂る場所であればどこでも生息している可能性があるんです。

お散歩の時に犬の毛についてしまったり、人間がマダニを靴や衣類につけて家に持ち帰り、自宅で犬に感染する場合もあります!

室内飼いであったとしても、飼い主さん経由でマダニに感染してしまうことがあるんですね!マダニ…油断できません。

マダニの対処法

マダニに感染して愛犬が辛い思いをするのは嫌ですよね。マダニ感染の恐ろしさを感じたところで、予防法についてご紹介します!

日々のケアで予防

お散歩の後は、すぐにブラッシングをすることも予防になります!

犬の毛に付着したマダニが皮膚に寄生する前や吸血する前に、犬の身体から落せる可能性があるんです。

また、毎日お手入れをすることで、万が一マダニに寄生されてもいち早く気づくことができます。

特にマダニが寄生しやすい場所は、犬の耳や胸、目、鼻、足の付け根、肛門まわりなどですので、重点的にチェックしてあげるといいかもしれません。

1匹見つけると、何匹もマダニがいる可能性もありますので、注意してみましょう!

他にも月に1~2回シャンプーをすることで皮膚の状態を清潔に保つことも予防に繋がりそうですね!

毎日のお手入れでも十分に予防ができそうです。

予防薬を使う

マダニ予防として予防薬を使うこともできます!

動物病院によっては、背中に垂らすスポットタイプやおやつ感覚で食べるチュアブルタイプ、飲み薬のタイプがあります。薬によって月に1回または3ヶ月に1回と異なるので、かかりつけの獣医師さんと相談して検討してみましょう!

予防薬は市販もされていますが、効果が薄い場合があるため、やはり動物病院で処方してもらう方が安心かもしれませんね。

愛犬にマダニが!無理に取らないで!

皮膚の異変に気付いた場合は、すぐに獣医師さんに診てもらいましょう。

特に注意したいのが、わんちゃんの身体に血豆のような吸血中のマダニを見つけた場合は、無理に取ろうとしてはいけないそうです!

吸血中のダニは、針のような口を犬の皮膚に刺しているので無理に引きちぎると口の部分が体内に残ってしまいます。

見つけたら焦って取ってしまいそうでした…!危ない危ない。

皮膚病の悪化に繋がることもあるので、無理に取り除こうとせずにかかりつけの動物病院へ行きましょう! 

また、マダニは犬の血を吸う前に毛の上を歩いて血を吸う場所を探します。毛の上を歩いているマダニを見つけた場合は、ガムテープなどの粘着テープで取るのがオススメです!

他にもマダニを取る用のピンセットが市販されていますので、念のため持っておくと良いかもしれません。

いずれにしても、血を吸われてしまった場合はなるべく早くかかりつけの獣医師さんに診てもらいましょう!

まとめ

今回はマダニの対処法についてご紹介しました。

マダニに感染してしまうと、皮膚の痒みや痛みだけではなく感染症にもなってしまうのは想像以上に怖いなと感じました…。

また、わんちゃんを外に連れていくから気を付ける必要があるのではなく、人間が室内にマダニを持ち込む可能性も十分にあるので、室内で飼っているからといって油断はできないんですね。

大切な愛犬が辛い思いをすることがないように、日々のケアを大切に、マダニに注意して健康を維持のサポートをしてあげましょう!