健康に良いドッグフードの特徴とは?

市販されているドッグフードの種類はたくさんあり、魅力的な商品が多いのでどれにしようか迷ってしまいますよね。

毎日食べるドッグフードだからこそ、健康に良いものを選んであげたいと考えている飼い主さんは多いでしょう。

この記事では、健康に良いドッグフードの特徴と選び方について解説します。

栄養のバランスがいい

1つ目の特徴は、栄養のバランスがいいドッグフードです。

ワンちゃんの必須栄養素は以下の6種類で、日々の食事でバランスよく摂取することが大切です。

<犬の必須栄養素>

  • 炭水化物
  • 脂肪
  • 水分
  • ミネラル
  • ビタミン
  • 脂質

上記の栄養素がバランスよく配合されている総合栄養食であれば、栄養バランスを保つことができます。ただし、ドライフードは水分があまり含まれていないので、お水やウェットフードでの補完が必要です。

ワンちゃんの食いつきをよくしたり、特定の栄養素を補うために用いられる栄養補完食は、与えすぎると栄養が偏ってしまいます。あげるときはワンちゃんの様子を見ながら、少しずつ与えてみてくださいね。

危険な添加物が入っていない

2つ目に気をつけたいのが、添加物です。ドッグフードには、保存料や酸化防止剤などの添加物が入っています。

全ての添加物が危険というわけではないので、無理に避ける必要はありません。ただし、環境省によって使用制限が定められている添加物には注意が必要です

<使用制限がある添加物と合計量>

  • エトキシキン:75μg/g以下(犬の場合)
  • BHA:150μg/g以下
  • BHT:150μg/g以下
  • 亜硝酸ナトリウム:100μg/g以下

参照:基準規格等

また、添加物の一種であるプロピレングリコールは、ワンちゃんには毒性がないとされています。ただし、体質や摂取量によってはアレルギーがでることもあるとされているので、気になる場合はできるだけ避けるのがおすすめです。

アレルギー食材が入っていない

3つ目のポイントは、アレルギー食材に気をつけることです。

栄養のバランスがよく、危険な添加物が含まれていないドッグフードであっても、ワンちゃんによってはアレルギーが出る食材が使われていることがあります。

獣医さんと相談して、必要であればアレルギー対策ドッグフードを選ぶのも1つの方法です。

たとえば、穀物アレルギーのワンちゃんには、グレインフリーと表記されているドッグフードがおすすめです。

ワンちゃんにとっては植物性タンパク質よりも動物性タンパク質のほうが望ましいため、穀物アレルギーでない場合も、穀物が多すぎないドッグフードを選ぶほうが無難です。

鶏や牛アレルギーのワンちゃんもいるので、アレルギー持ちのワンちゃんのドッグフードを選ぶときは原材料の表記をよくチェックしましょう。

愛犬の年齢や体に合っている

4つ目のポイントは、愛犬の年齢や体に合っているかどうかです。

ワンちゃんには年齢のステージがあり、ステージに合わないドッグフードをあげてしまうと栄養が偏ったり内臓に負担がかかってしまったりすることがあります。

<犬の年齢ステージ一覧>

  • 哺乳期
  • 離乳期
  • 成長期
  • 成犬期
  • シニア期

ワンちゃんの体質や体調にもよりますが、できるだけ年齢ステージに合ったドッグフードをあげるように気をつけたいですね。

また、ワンちゃんの体調や疾患に応じたドッグフード選びも重要です。ダイエット対策フードや、皮膚病、肝臓病などの疾患対策がされているフードを、必要に応じて選ぶのがおすすめです。

犬種や体の大きさに合っている

5つ目は、犬種やワンちゃんの体の大きさに合っているドッグフードです。

小型犬・中型犬・大型犬用のドッグフードが市販されているので、適したものを選びましょう。他のドッグフードを与えてしまうと、カロリーの過不足が起きたり、ワンちゃんがうまく噛めなかったりしてしまいます。

また、チワワ用・トイプードル用・柴犬用など、犬種に応じて作られたドッグフードもあるので、選択肢の1つに加えてみましょう。

ワンちゃんの食いつきがいい

6つ目の特徴は、ワンちゃんの食いつきがいいドッグフードです。

せっかく健康に配慮したドッグフードであっても、ワンちゃんが食べてくれなければ意味がないですよね。

一般的には、良質な動物性タンパク質や脂質が含まれているドッグフードは、食いつきがいいとされています。香りのつよいドッグフードもワンちゃんが好む傾向にありますが、香料が無添加のものを選ぶのが無難です。

まとめ

健康に良いドッグフードを選ぶには、栄養バランスや避けたい材料が入っていないかをチェックする必要があります。

原材料の記載がなかったり曖昧だったりするものや、添加物が多すぎるものは避けた方が無難です。

また、ワンちゃんの年齢や体の大きさ、体調や疾患に応じてドッグフードを選ぶのも重要です。

毎日の食事を美味しく食べてもらうためにも、ワンちゃんの食いつきのいいドッグフードを選びましょう。

愛犬に適したドッグフード選びのために、ぜひ参考にしてみてください。