昨今ペットショップやブリーダーさんから犬を購入して家に迎えるのではなく、保護犬を引き取る選択をする方が増えてきました。
保護犬とはどんなわんちゃんのことを言うのでしょうか?
「保護をされた犬で…でもどこにいるのかわからない」そう思う方もいらっしゃると思います。
今回は保護犬についてをまとめてみました!是非参考にしてみてください。
保護犬はどんな犬のこと?
保護犬とは様々な事情により、保健所や保護団体などに引き取られたわんちゃんのことです。
一般的には飼い主がいない犬のことを指します。
・野良犬
・飼い主が家庭の事情で飼えなくなった犬
・虐待や飼育放棄を受けてしまった犬
・ブリーダーの繁殖引退犬
・遺伝子異常などでショップで販売できない犬
などが当てはまります。
保護犬はペットショップやブリーダーから購入する犬と比べていくつか違いがあります。
保護犬の特徴を4つご紹介します!
購入ではなく無償で引き取れる
まずは、費用です。ペットショップやブリーダーさんから購入するのとは異なり、保護犬は非営利であり基本的に無償で引き取ることができます。
ただし、ノミ、マダニ、フィラリアなどの予防や、ワクチン接種を受けていた場合はその費用を支払うケースがあったり、マイクロチップ挿入費用やデータ登録料は別途支払いが必要な場合があります。
雑種が多い
保護犬は雑種であることが多く、中型犬が多いです。野良犬の場合、小型犬は生き残ることが難しく、中型犬が多くなるのだと考えられています。
また、野良犬の交配の管理が難しいというのも、雑種が増えやすい理由のようです。
年齢や病歴がわからない
野良犬や、保護犬、飼育放棄されてしまった犬などは、年齢や病歴などの細かい情報がわからない場合が多いです。
動物病院で診ていただき、大体の年齢などを教えてもらうことはできます!
人馴れしていない
ペットショップやブリーダーさんから購入する場合とは異なり、保護犬のなかには警戒心が強い子もいます。
特に野良犬や飼育放棄された犬の場合、人慣れしていなかったり、人への恐怖心を持っている可能性が高いです。
わんちゃんによっては、過去に虐待や大声をあげられたなどの経験を持っている子もいます。特定のものや動作に興奮する子や、人を異常に怖がったりする子もいるんですね。
ペットショップやブリーダーから購入する場合よりも最初はコミュニケーションが難しいということが言えるかもしれません。
保護犬はどこで引き取れるの?
保護犬はいくつかの場所で引き取ることができます。
全国の自治体に設置されている保健所や、動物保護団体で保護された動物の里親を探すために開催される譲渡会、保護犬と、里親のマッチングを目的とした里親募集サイトなどがあります。
保健所での保護犬の譲渡には、事前の講習会への参加や面接など、各自治体で条件があります。お住まいの地域の保健所のホームページを確認すると良さそうですね!
譲渡会では実際に保護犬に触れ合うことができ、相性を確認できるのがメリットと言えます!
ただし、面談や講習会を受けないと、参加できない譲渡会もあるので、事前によく条件を確認しておきましょう。
里親募集サイトは、NPO法人や、動物の保護活動をしているボランティア団体などが運営しています。
飼い主と直接コンタクトが取れるといったメリットがある一方で、個人のやり取りでトラブルが起きるケースもあるので、利用する際は十分に気をつけましょう!
保護犬は引き取り先が見つからない場合、残念なことに殺処分されることがあります。保護犬を迎えることは、そのわんちゃんの命を救うとともに社会貢献にも繋がります!
保護犬を迎えるために必要なこと
保護犬は、今までどのような体験をしてきたかによって、人が苦手、犬が苦手、お散歩が苦手、のように、苦手なものがある場合があります。
また、家族に迎える際にすでに好きなものや苦手なものが分かっている場合もあれば、生活していく中で気がつくこともあると思います。
苦手なものは、少しずつ慣らしていくことで不安をなくしていき、吠えてしまったりしないように少しずつ練習をして改善させてあげましょう!
大切なのは、大きな声で叱りつけたり、諦めたりしないこと。できたら沢山褒めてあげて少しずつ心の距離を縮めていきましょう!
まとめ
今回は保護犬についてまとめてみました。
可愛らしいわんちゃんを家に迎え、更にそれが社会貢献に繋がるのはとても素敵なことだと感じました!
不幸な運命に遭うわんちゃんが1匹でも減り、温かい家庭に迎えてもらえると良いですね。
保護犬を引き取る選択がより多くの人々の間に広まってもらえると嬉しいです。