夜中に聞こえる愛犬の夜鳴きでなかなか眠ることができなかったり、近所迷惑にならないかソワソワしてしまって悩む方も多いのではないでしょうか?
飼い主さん自身が寝不足になってしまうだけでなく、愛犬の心や身体の健康も心配になってしまいますよね。
今回は夜鳴きの原因や対処法をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
夜鳴きの原因別対処法!
わんちゃんにとって鳴く・吠える行為は、意思表示のひとつです。
例えば「さみしいよ」、「お腹が空いたよ」、「トイレが汚いよ」、「喉が渇いたよ」… など、わんちゃんが飼い主さんに伝えようとする正常な行動なのです。
わんちゃんは「鳴いてはダメ!」と叱られても理解することができません。
むしろ、きつく叱ることでトラウマとなり、夜鳴きが悪化してしまう場合もあります。
そこで、何が夜鳴きの原因になっているかを見極める必要があります!
それぞれの原因に合った適切な対応をしていきましょう。
寂しいから
犬は群れで生活する習性があります。
留守番時間の長い場合は寂しさを感じ、「飼い主さんともっと一緒にいたい!」と甘えて鳴くことがあります。
また、家に迎えたばかりの子犬は、慣れない環境でいきなり1人にされることが寂しく鳴くこともあります。
母犬や兄弟姉妹犬と過ごしているときは仲間たちの温もりの中、眠りについていたのかもしれません。
いつもと違う環境にや心細くなっていたり、シーンと静まった暗い部屋で過ごすことに不安や寂しさを感じているのかもしれません。
一緒に寝てあげたり、ケージを飼い主と同じ部屋に移動させたりと飼い主を近くに感じられるような工夫をしてあげると安心して眠れるかもしれませんね!
生理的欲求が満たされていない
わんちゃんの生理的欲求が満たされていない場合もあります。
「お腹がすいた」、「食事の量が足りない」、「寒い」、暑い」、「水が飲みたい」、「お外に連れて行ってほしい」「夜中にトイレに行きたくなる」といった要求で夜鳴きをしている可能性があります。
思い当たる節はありますでしょうか…?
夜ご飯の時間を遅くしたり、寝る前にトイレを済ませてから寝かせるようにしましょう!
温度調節やお散歩に毎日しっかり行くなども夜鳴き予防に大切そうですね!
運動不足によるストレス
日中の運動が足りないことにより寝付けず、ストレスが溜まってしまったり、昼間にぐっすり眠ったことにより、夜眠れなくなって夜鳴きに発展することがあります。
夜鳴きは、運動不足によるストレスを示しているケースもあるんですね!
散歩の時間を増やしてあげたり、いつもの散歩にプラスして室内で遊んであげる時間を作ることで運動不足を解消させてあげましょう。
飼い主さんに甘えている
わんちゃんが夜鳴こをした時に、飼い主さんが様子を見に行ったり声をかけたりすることで、「鳴けば来てくれるんだ」と学習してしまうこともあります。
飼い主さんの構いすぎが原因の場合は、夜鳴きが始まっても愛犬の側に行くのをぐっとこらえて、鳴かなくなるまで見に行ったり声をかけるのをやめてみると良いかもしれません。
もしくは、愛犬が鳴き止んだら褒めてあげるのも効果的です!
「鳴くのをやめるのは良いことなんだ!」と理解させてあげましょう。
体調不良で飼い主さんを呼んでいる
夜鳴きをすることで、ケガや病気などの体調不良を訴えようとしている場合もあります。
寝る姿勢や歩き方がいつもと同じかどうか、触って嫌がる部分がないかを確認して、何か気がかりな部分があればできるだけ早めにかかりつけの動物病院へ連れて行ってあげましょう!
また、わんちゃんも年を重ねる人間と同じように寝付きが悪くなったり、目が見えなくなる、耳が聞こえづらくなるといった老化現象が進みます。
老化が進むとわんちゃんは周りの状況の変化に対応できず、不安を感じることがあります。
老化による不安が原因の場合は、明るいうちはなるべく愛犬の側にいてあげたり、愛犬の近くで寝るなどして不安を取り除いてあげましょう。
防音対策
犬の夜鳴きはすぐに直るとは限りませんよね。
今すぐどうにかしないと近所の目が怖い!
そんな方のために、今夜から試せる防音対策もご紹介します!
わんちゃんのいるケージに厚手の布や防音カーテンをかけるだけでも鳴き声の音量が軽減されます。
また、カバーをかけることでケージの中は薄暗くなり、わんちゃんもリラックスもできそうですね!
ただ、カバーによって通気性が悪いこともあると思いますので、夏は温度や換気に気をつけて行いましょう。
他にもわんちゃんの鳴き声が窓を伝って外に漏れるのを防ぐには、窓に隙間にテープを貼り防音カーテンを取り付けるのも効果的です。
壁が薄いような集合住宅などに住んでいる場合は、壁に防音パネルや遮音シートを貼ることもオススメ!
防音パネルは簡単に取り付けられるものも数多く販売されています。
壁に穴を開けられない方でも活用できるのは助かりますよね。なるべく高密度の吸音材パネルや工事用防音シートを選ぶと、より防音効果が期待できそうです。
まとめ
今回はわんちゃんの夜鳴き対策についてご紹介しました。
夜鳴きは、わんちゃんの寂しさや不安の訴えですので、決して叱らないであげましょう!
夜鳴きが続くと、愛犬の健康が心配になるだけでなく、飼い主さんの健康も損なってしまうことがあります。
夜鳴きの原因を見つけてあげて、対処することで愛犬も飼い主さんもゆっくり休めるようになるといいですね。