子犬の甘噛み、しつけ方法について

「子犬の甘噛みは可愛いけど…どうにかしたい!」とお困りの方もいるのではないでしょうか。

甘噛みを放っておくと、将来的に成長しても頑固な噛み癖が残ってしまうかもしれません。人を噛んで大怪我させてしまった…!なんてことが起こらないように、今のうちから対処をする必要があります。

今回は甘噛みのしつけ方法や、気を付けたいことについてまとめてみました!ぜひ参考にしてみてくださいね。

甘噛みをする理由は…

甘噛みとは、戯れるように人や物に対して噛みつく行為のことです。本気で噛むのではないので、噛まれても痛みなどは感じません。

甘噛みは子犬が経験する成長過程の一つと言われており、甘噛みをする理由はいくつか挙げられます。

元々わんちゃんは噛む欲求が強い生き物です。犬同士で戯れあって噛み合うことがあります。
獲物を追うように、動くものを追いかける習性もあるため、人の手や洋服の裾など、ひらひら動くモノは犬にとって魅力的に映り、つい遊びたくなって噛みついてしまうんです!


また、子犬は永久歯への生え変わり時期であるため歯がむず痒く、口の中に違和感があるため、手当たり次第に人の手や家具など手近なものを噛んでしまうことがあります。

他にも、飼い主さんに遊んで欲しかったり、構って欲しいという甘えの気持ちを表現するために甘噛みをしている場合があります。

他にも運動不足によるストレスや体調不良によるイライラで噛んでいることも。

どれも悪気があって行っているわけではないんですね!

甘噛みのしつけ方法

子犬の甘噛みは成長過程で自然となくなるのでは?と思いがちですが、実際は自然に直るものではありません。

甘噛みくらい可愛いから大目に見てあげよう!なんて考えていると、将来噛みグセがついて困ったことになるかもしれないのです。

ここからは甘噛みのしつけ方法をご紹介します!

根本的な原因を見極める!

甘噛みには理由があることが分かりましたよね。

運動不足でストレスが溜まっているなら運動時間を増やしてあげたり、体調の異変でイライラしているなら動物病院へ連れて行ってあげる必要があります!

しつけをする前に、まずは愛犬がなぜ噛むのか理由を探って、できることから始めましょう。

原因が分かれば、もしかするとしつけ以外の方法でも甘噛みが改善されるかもしれませんね!

噛むおもちゃを使おう!

先ほどもお伝えしたように、わんちゃんは噛むことが大好き。

飼い主さんが噛む欲求を満たしてあげることも大切です!

わんちゃんが噛んで遊べるおもちゃは沢山販売されています。

特に、歯の生えかわり時期はむず痒さを感じていることがありますので、しっかり噛めるおもちゃを準備しておきましょう。

例えば、ロープのようなおもちゃなら引っ張りあいっこをして一緒に遊べますね。

お留守番の時は愛犬が自分だけで遊べるおもちゃがあると、飽きずに楽しめそうです。

噛まれたら痛がるのを見せる!

もしも、それでも噛んでしまう場合は大きなリアクションをしてみましょう!

「痛い!」や「わぁ!」といった驚いた声を出し反応して、その場から退出し愛犬と距離を取りましょう。

わんちゃんが噛むたびにこの動作を繰り返すことで、「噛んだら飼い主がいなくなってしまう」「噛むことは良いことではないのかも」と学習し、だんだんと甘噛みを矯正することができます。

その場を退出する際は、噛むおもちゃなどは与えずに反省させるような時間を作ってあげましょう!

しつけで気をつけたいこと

甘噛みをしつけする際に気をつけたいことは、わんちゃんに恐怖を与えないことです。

首を掴んだり、叩いたり、怒鳴りつけたり、閉じ込めるなど、痛みや恐怖でわんちゃんをしつけることは逆効果です!

飼い主さんへの信頼がなくなってしまうだけではなく、恐怖心が生まれることで甘噛みが悪化してしまう可能性があります。

また、逆にわんちゃんを甘やかし過ぎると勘違いをして学習してしまう為、良くありません。

「噛むことは良くない」ことを根気よく理解させ、できたらたくさん褒めてあげることで正しく学習し、甘噛みがだんだんと改善されていきます。

甘噛みをするのには必ず理由があります。寛大な心で受け止めてあげて、叱らずに甘やかし過ぎずに改善を目指していきましょう!

まとめ

今回は甘噛みのしつけ方法についてご紹介しました。

可愛い愛犬は甘噛みすら可愛い!なんて思いがちですが、噛んでいることには必ず意味があるはずです。

甘噛みを放っておくと成犬になったときに大変な問題になってしまうかもしれませんので、理由を探り改善させて上げる必要があります。

大切な愛犬とこれからの長い生活を見据えて、早いうちからしつけをしてコントロールできるようにしていきましょう!