愛犬がなかなか歯磨きさせてくれない!と悩む飼い主さんが多い、歯磨き問題。
嫌がられるから…とわんちゃんの歯磨きを怠ってしまうと大変なことになってしまうかも…!
今回は歯磨きを嫌がらないコツと対処法についてまとめました!
歯磨きを嫌がる理由は
歯磨きを嫌がる理由は主に2つ考えられます!
1つ目は、歯磨き・歯ブラシが怖いから。
2つ目は、口の中が痛いからです。
歯磨き・歯ブラシが怖いと思っているわんちゃんがいます。
犬は口元を触られること自体、嫌がる子が多いため口元に触れられ慣れていなかったり、歯ブラシに慣れていないため怖く感じているのかもしれません。
慣れてないことをされるのは私達人間にとっても怖いことですよね!同じ気持ちなのかもしれません。
また、今までは大人しく歯磨きさせてくれていたのにいきなり歯磨きさせてくれなくなった!という場合は、口の中が痛い可能性があります。
口の中は外からなかなか見えないため、炎症していたり怪我をしていても、なかなか気づいてあげれない部分です。
もしかすると口内炎や歯周病なのがあるのかもしれません。
だからといって、わんちゃんの歯磨きをしないのはNG!歯磨きをしないとどうなってしまうのか見ていきましょう。
歯磨きをしないとどうなる?
わんちゃんにとっても私達飼い主にとっても、ちょっぴり面倒な歯磨き。
怠ってしまうとどうなるのでしょうか?
わんちゃんの歯磨きをしてあげないと、人間と同じように歯垢や歯石といった汚れがどんどんたまってしまいます。わんちゃんの歯に黒や黄色の汚れがついていたら、それが歯垢と歯石です。
歯垢は3〜5日くらいで歯石に変わるそう!この歯垢や歯石が口臭を臭くしたり、歯周病や歯槽膿漏、さらには歯が抜け落ちるといった口の病気の原因になるので注意が必要です。
しかも口のトラブルはそれだけで済まないことも…。
最近の調査では、歯周ポケット深くに入り込んだ細菌が血管を伝って全身に広がってしまうと、臓器にダメージを与えてしまうことも分かってきたそうです。また、痛みをあまり訴えず放置してしまうと、突然顔の皮膚に穴があいて歯根に溜まっていた膿が排泄されたり、顎の骨が溶かされてしまい骨折するようなことも起こります。恐ろしすぎますね…
このように、歯周病は侮れない病気であり、対策としては日頃の口腔ケアが大変重要となります!
歯磨きを嫌がらないコツと対処法
歯磨きの大切さが分かったけど、歯磨きしようとすると嫌がって噛もうとしてくる…
そんな方もご安心ください!
ここからは犬が歯磨きを嫌がる場合の対処法をご紹介します!
犬の口をさわって安心させる
まずは、わんちゃんの口にさわってみましょう!
わんちゃんは口を触られ慣れていないので、まずは歯ブラシではなく飼い主さんの手で触れることで安心させます。
日頃からわんちゃんとコミュニケーションを取る中で、犬の口にふれる回数を少しずつ増やしてみてください!
触れることでストレスを与えないようにすることも大切です。
無理に触ろうとせずにまずはお顔から触ってみましょう!
それから口元を触り、前歯、奥歯と少しずつさわれる箇所を増やしていけるとスムーズですね!
歯ブラシではなくガーゼを使って歯を磨く
飼い主さんの手で口の中を触れたら、もうほとんど受け入れてもらえているでしょう。
ですが、まだ歯ブラシは使いません!
歯磨きに慣れてもらうために、ガーゼでまずはトライしてみましょう!
飼い主さんが触りやすい前歯からガーゼを当て、しっかりと歯を磨いてみましょう!ここで大切なのは飼い主さんが怖がって撫でる程度にしてしまうと、いざ歯磨きをする時に磨かれる感覚に慣れることができず、わんちゃんも驚いてしまいます。
歯石をとるようにしっかり歯磨きしてあげましょう!
歯ブラシに挑戦!
ついに歯ブラシの登場です!
いきなり口に当てると嫌がられてしまうので、歯ブラシ自体が怖いものではないことを教えてあげましょう。
歯ブラシを見せたり、においをかがせたりしてみてあげてください。
口に入れる時は、ガーゼの時と同じように磨きやすい前歯から順番に奥まで試すと犬のストレスになりません。
ただ、歯ブラシに慣れても、口に入れることは嫌がる犬もいます。
その時は、歯ブラシにペーストを付けるなどして受け入れてくれるよう工夫しましょう。
歯磨きの頻度は、最低でも3日1回は行ってあげましょう!
わんちゃんの歯に付いた汚れを3日間放置してしまうと、固まって歯石になってしまいます。
歯ブラシに慣れない内はしょうがないですが、できれば3日に1回は歯を磨いてあげれるといいですね!
また、わんちゃんにとって歯磨きはストレスになりやすいのでなるべく早めに終わらせてあげましょう。
毎日行って「今日は前歯」、「明日は奥歯」のような感じで、数日に分ければ1回の歯磨きは短時間で済みそうですね!
便利なデンタルグッズ!
どうしても歯ブラシでは歯磨きさせてくれない!という場合はデンタルグッズがオススメです。
歯磨きが苦手なわんちゃんのためにさまざまな形のデンタルグッズが販売されています。
噛むだけで歯磨きができちゃうデンタルガムや、舐めるだけで良い歯磨きペースト、飲み水に混ぜる液体のデンタルケア、遊びながら噛むことでデンタルケアできるおもちゃ、などもあります!
私は愛犬の歯磨きが難しかった時に、デンタルケアできるおもちゃは日頃からよく使っていました。
幅広いデンタルケアグッズがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ
今回は歯磨きについてご紹介してきました!
歯磨きは難しいけれど、やらないといけないこと。
ですが、口元に触れスキンシップの多い歯磨きは愛犬と飼い主さんの大事なコミュニケーションでもあります。
まずは飼い主が歯磨きすることをを怖がらず、楽しいと思うことで、その気持ちは愛犬にも伝わると思います。
歯磨きは愛犬と一緒にするものと考えて、コミュニケーションを取りながら楽しく歯磨きをしましょう!