あなたは愛犬の目の汚れが気になることはありませんか?
毎朝起きると目の周りが目やにで汚れていたり、今まで気になっていなかったけど最近気になってきたなと思うかもしれません。
実際に愛犬の目やにに悩む飼い主さんは少なくないです。
少量の目やには問題ありませんが、目やには様々な病気が潜んでいることもあります!
今回は犬の目やにの対処法についてご紹介します。
目やにがでるのはなぜ?
目やには、皮膚でいうと垢のようなものです。
目に付着したほこりやゴミなどが涙に混じってできたものや、新陳代謝によって古くなり剥がれ落ちた細胞などです。
目やには、これらを体の外に出す働きがあり生理現象です。
目やにが出なければ、ほこりやゴミを目の外に排出できず目の中に溜まってしまうので、大切な役割ですよね!
目やには、透明や白、グレーのさらっとした目やに、茶色や黒のカサカサした目やにの場合は特に問題ありません。
また、犬は寝ている間はまばたきをしない為、朝起きたときなどに目やにが多いのも問題ありません!
しかし、目やには病気が疑われる場合もあります。
病気が疑われる目やに!
目やにの量がいきなり増えた!
目やにの色が黄色や緑色になった!
目やにの匂いが臭い!
そんな時は注意が必要です。なるべく早めに動物病院に行き、必要な治療を行いましょう。
また、目が赤く充血していたり、眩しそうに瞬きを多くしている場合は感染症や炎症などの病気に罹っている可能性が高いです。
主に次のような病気が疑われます。
角膜炎
黒目の表面を覆っている角膜が炎症しておこります。
ゴミなどの異物が目に入る、目をこする、物が当たる、などして傷がついてしまうことなどで生じてしまいます。
また、病原体の感染や、涙が少ないことが原因になることも…!目やにや涙の量が増えたり、しきりに目を気にしたりするなどの症状が見られます。
結膜炎
瞼の裏側から白目の表面を覆っている結膜が炎症しておこります。
病原体の感染以外に、砂やほこりなどの異物、アレルギー、涙の減少が原因で発症することもあります。目が赤く充血したり、目やにや涙が出たりするほか、かゆみや痛みを伴うため、目を開きにくそうにしたり、しきりに目を気にしたりするなどの症状が見られます。
鼻炎
鼻の粘膜が炎症を起こしている状態のこと。犬の目と鼻はつながっています。鼻の粘膜が刺激を受けることにより、目やに、くしゃみ、鼻水などの症状がでることも。
わんちゃんの目やにが臭いときは、菌が繁殖している可能性があります!病気を引き起こしたり、目のまわりの被毛が変色する涙やけの原因になったりするので、こまめに拭いてあげるしましょう!
ほかにも人間と同じようなドライアイや逆さまつ毛による炎症、眼瞼内反症や白内障、ものもらいなど目やにの原因になる病気は多く存在するようです。
異変に気がついたら、なるべく早く病院に連れて行くと良さそうですね!
目やにの対処法!
目やにがついたままだと、まぶたが炎症を起こす可能性がありますので取り除いてあげなくてはなりません。炎症や痛みを伴っている場合は、気にしてひっかいてしまい、さらに重症化してしまうことも…!
目やにを取り除く際に、ついティッシュを使ってしまいがちですが、ティッシュは目の表面を傷つけてしまうおそれがあるんです!
なるべく水やぬるま湯で濡らしたコットンやガーゼを用意し、優しく取り除いてあげましょう!
目の周りの毛が目やにで固まっている場合は、なかなか取れない場合がありますので目やにをふやかしながらほぐしてあげましょう。無理矢理引っ張ったり、取ろうとしないように気を付けてあげてください。
また、日頃のケアの中で目薬を使用することも目やにの予防に繋がります。
特に、目やにが普段から多いわんちゃんや、目やにの色が正常で感染症などではなさそうな場合は、目の汚れやゴミを目薬で潤わせることで排出してケアしてみましょう。
病気の予防に繋がり、目やにが減る期待ができます。
勿論、目やにに異常がある場合は市販の目薬ではなく、動物病院に処方してもらった目薬を使用するようにしましょう!
まとめ
今回は犬の目やにについてご紹介しました!
目やには問題のないものが多いですが、目の病気などが原因となっているものもあるんですね。早い段階で治療を行うことで、病気の重症化を防いだり、進行を抑えたりできるものが多いです。
目の周りの異変は、比較的飼い主も気が付きやすいと思います。病気の早期発見・治療のためにも、目やにの量が多かったり、色に異変を感じたらできるだけ早く動物病院へ連れて行く必要がありそうですね!
日常的なケアを心掛けながら、愛犬を目のトラブルから守ってあげましょう。