ワンちゃんの大好きなドッグフード。毎日食べるものだからこそ、美味しく健康に食べてもらいたいですよね。
「ドッグフードは毎日同じものをあげているけど大丈夫?」と気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
今回は、愛犬に毎日同じ食べ物をあげても大丈夫かどうかについて解説します。
結論から言うと、総合栄養食であるドッグフードであれば、毎日同じものでも大丈夫です。
ただし、ワンちゃんの年齢や大きさ、体の状態に合わないものをあげてしまうと栄養が偏ることもあります。
栄養の偏りを防ぐ方法も解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
ドッグフードは基本的に毎日同じでOK
「毎日同じドッグフードで大丈夫?」と心配になることもありますよね。
ドッグフードは、「総合栄養食」であれば基本的にワンちゃんに必要な栄養素がバランスよく配合されているので、毎日同じものをあげても大丈夫です。
ただ、体調を崩した時や、いつものフードを食べなくなった時は、ほかのフードを混ぜたり切り替えたりすることがあります。
特に「栄養補完食」のフードについては、注意が必要です。
栄養補完食は、特定の栄養素を補給する場合や、食いつきが悪くなった場合に与えるフードです。与えすぎると栄養バランスの偏りが起きてしまうので、総合栄養食に混ぜて、様子をみながら与えてみてください。
栄養の偏りを防ぐドッグフードの選び方
栄養バランスの取れたドッグフードであっても、与え方を誤ってしまうと栄養バランスが偏る場合があります。
栄養の偏りを防ぐために気をつけるべきポイントを解説します。
愛犬の年齢に適したドッグフードを選ぶ
総合栄養食だからといって、ワンちゃんの年齢に合わないドッグフードを与えてしまうと、栄養バランスが偏ってしまうことがあります。
ドッグフードは、ワンちゃんの年齢ステージに合わせて、適した栄養が摂取できるよう作られています。
ワンちゃんの年齢ステージ一覧は、以下の通りです。
- 哺乳期
- 離乳期
- 成長期
- 成犬期
- シニア期
上記の年齢ステージに合わせて、ドッグフードを選ぶのがおすすめです。
愛犬の大きさに適したドッグフードを選ぶ
ドッグフードを選ぶ際には、愛犬の大きさに適したドッグフードを選びましょう。
基本的に、ワンちゃんに必要な栄養素は同じなので、大型犬用でも小型犬用でもドッグフードの栄養素に大きな違いはありません。
ですが、必要とするカロリーには違いがあります。大型犬用や小型犬用のドッグフードは、ワンちゃんに必要なカロリーが摂取できるよう作られています。
大型犬に小型犬用のドッグフードを与えたり、小型犬に大型犬用のドッグフードを与えたりしてしまうと、カロリーの過不足が起きてしまう場合があるので注意が必要です。
おやつで栄養バランスが崩れることも
総合栄養食でバランスがとれているからといって、おやつを与えすぎてしまうと栄養バランスが偏ってしまいます。
愛犬が可愛くて、ついついおやつをたくさんあげたくなってしまうのは飼い主の人情ですよね。
ですが、愛犬の健康のためにも、おやつのあげすぎには注意しましょう。
ドッグフードのあげすぎに注意!
総合栄養食は栄養バランスは取れていますが、あげすぎるとカロリー過多になり、肥満や内臓疾患の原因にもなってしまいます。
ワンちゃんの胃の負担にもなってしまうので、あげすぎには注意しましょう。
愛犬の体調に合わせたフードを
ワンちゃんの体調が悪かったり、疾患を持っていたりする場合は、いつものドッグフードだと栄養の過不足が起きる可能性があります。
獣医さんと相談しながら、適切なドッグフードをあげるようにしてみてください。
手作り食だと栄養が偏る場合も
総合栄養食であるドッグフードなら基本的に栄養の偏りは起こりませんが、手作り食の場合は栄養が偏ってしまうこともあります。
ワンちゃんに手作り食を与える場合は、栄養素を計算して、バランスのいい食事を作りましょう。
<犬の必須栄養素>
- 炭水化物
- 脂肪
- 水分
- ミネラル
- ビタミン
- 脂質
同じ味でも飽きないの?
「栄養に偏りがなくても、同じ味だと飽きちゃいそう……」と気になる飼い主さんも多いでしょう。
基本的に、ワンちゃんは味に飽きるということはありません。ワンちゃんの味覚細胞は人間よりも少ないため、味に飽きることは基本的にないと言われています。
「でも、うちの愛犬はいつものフードに飽きて食べなくなってしまった」という飼い主さんもいるでしょう。
ワンちゃんがいつものドッグフードを食べなくなる理由として、以下のようなものがあると考えられています。
- もっと美味しいものを出してくれるのを待っている
- おやつの食べ過ぎ
- 自分の体調に合っていない
- お腹が空いていない
上記のように、色々な原因が考えられます。「ドッグフードに飽きた」と早合点せずに、原因を探ってみるのがおすすめです。
まとめ
総合栄養食であるドッグフードは、ワンちゃんに必要な栄養がバランスよく摂取できるよう作られているので、毎日おなじものをあげても大丈夫です。
ただし、与え方を誤ってしまうと、栄養バランスが崩れることもあります。ドッグフードを与えるときは、以下の点に注意してみましょう。
- 愛犬の年齢や体の大きさに合わせる
- 愛犬の体の調子に合わせる
- おやつや栄養補完食をあげすぎない
- ドッグフードを与えすぎない
- 手作り食をあげるときには栄養素の計算を
ワンちゃんの健康のためにも、ワンちゃんに適したフードを選んであげてくださいね。